著名人からのコメント
◎敬称略・順不同
母さんが悲しい。ばぁちゃん姉弟が優しい。
涙が止まらなかった。皆が愛を乞うている。
孤独の中で、夢見る力を信じた者達が勝利する映画だ。
子を愛せない母
そんな母を憎む子
それでも母の愛を信じて待つ子
この繰り返しの中で育った子は親になり母と同じ流れを作ってしまうかもしれない。近年の社会問題でもある虐待。
本当は止めたい愛したい、けれど愛し方が分からない。
この連鎖を断ち切る事が出来るヒントがこの映画にはありました。この映画を観て、1人でも多くの母が…子供達が救われますように。
許せない。僕だったら絶対許せない。そんな母親に手を差し伸べる息子よ、幸せを掴め!
太賀の演技は涙に流れず、力みすぎず、繊細な心を手に取るように表現してくれるから、
最後には少しだけ親を愛おしく思えた。
大好きな母に愛情が伝わらず、辛い思いをし続ける主人公。私自身、同じ経験があり刺さりました。
母子の葛藤を抱える人、人間関係に悩める人にぜひ見てほしい作品です。
虐待された子どもが心のキズを癒し自立するには、たくさんの人の支援と長い時間が必要です。
「ボクはブタじゃない!」との叫びは、本当の自分を取り戻すために乗り越えなければならなかったプロセスなのです。
タイジ君が、親を憎まず許し、あきらめずお母さんに愛を与え続ける姿に胸が熱くなりました。
きっとお母さんの優しい部分を覚えていたからでしょう。
この映画が、一番身近な人を大切に思うきっかけになればと思っています。
これは、単純な親子愛の物語ではない。
歪んで折れて、離れてしまった親子の道は、はたして交わることがあるのだろうか?という問いに対するひとつの答えだ。
そして、親と子の弱さと強さを知るための物語だ。
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誰かによって傷つけられた子供も、誰かによって生まれ直せる。
たいじさんはいろんな人との出会いによって、母親を許せたんだと思う。
でもきっと、相手を許すかどうかよりも自分を肯定することが重要なんだろう。
私にとっても自分を認めることは大事だし、誰かを救うことができるんだって希望を感じながら観た。
かなり、涙をこらえつつ。
頭が痛くなるほど泣いた。もらい泣きでもなければ単純な感動でもない。一緒になって血を流し、恨み、怒り、なお求め、その上で彼らの生きる力に引っぱり上げてもらった。観るのが怖いという人にこそ観てほしい。あれはきっと、浄化と希望への涙だ。
何度も泣き 何度も笑いました。
そして…見終わった時 一つの安堵感と感謝の気持ちがありました。
太賀さんや吉田羊さんのお二人の演技は感情のぶつかり合い痛くて悲しくて…
でも…それは親子だからわかる憎しみと愛の何とも言えない歯がゆさ、その全てが滲み出ています。
母の愛は薄くても 主人公の人生に関わる他人の存在が素晴らしく
だからまっとうな人間として育ったという結果に 僕は心から感謝したのでした。
劇中に出て来た まぜごはん…
手間がかかり その人の愛が無いと作れない料理。
全てはその まぜごはん が物語ってくれてるのかも知れません。
母と子 二人の”まぜごはん”を是非、映画で味わってください。
「たいじ、負けないで」と思わず応援せずにはいられない。それでも、母の光子だけを悪者にできませんでした。
印象的だったのは女性の幸せとは何かを主題にしていると感じたことです。
それを子どもが成し遂げようしている。女性の幸せとは何か、子育て関係の研究者は考えないといけない。
ばあちゃんという存在が、どれだけ重要かをしっかり描いてくれたことは本当によかったと思います。
産むんじゃなかったと泣いて後悔するその息子の愛情こそ、すべてを包みつくすほどに大きかった。
母親に愛されなかった男の子の、母さんへの一途で残酷な片思い。
その母さんも、深い悲しみを抱えている。
希望を抱いて生きる程に、絶望に出会う、生きる事の難しさ。人の心のありがたさ。
心が震えて何度も泣きました。
満たされないまま大人になるしかなかった男の子が、友が照らす細い一筋の光を頼りに、母子の闇を乗り越えようと立ち向かう姿に、大きな勇気を貰いました。
何かに本気で立ち向かえば、いつか光が訪れる。
それを信じさせてくれた、とても素敵な映画でした。
この母親が理解出来ませんでした。きっと私が愛されて育ち、幸せな結婚ができて今があるから…
人は人で人生が変わってしまい、人は人で人生を変える事も出来るんだと思った。
最後の一言が言える人生になって本当に良かった。
母への思いが蘇り古傷が痛む時間でした。母を愛せない、愛されたかった、と悩む方へ、
人生のバイブルの一つになる作品ではないだろうか。